ピアニストの中村由利子さんが、仲人をしてくれて、僕と韓国がお見合いしました。1970年代から80年代の韓国のフォークソングの中から、初めて聞くのに何故か懐かしい感じのするメロディーを選んでみました。

 

歌い上げるというのではなく、ストレートに届けというのでもなく、詩の中の風景を散歩するように歌っていました。僕の唄と都留さんの作り出す音世界のコンビネーションは、今が旬でしょう。

 

日韓同時発売、そしてアルバムまるごと他の人のメロディーを歌うのは僕にとって初めての経験です。新しいことをやるたびに新しい自分が見えてくるのか、それとも今まで眠っていた自分がふと顔を出すのか、どちらにしても楽しい経験でした。これをきっかけにまた何かが見えてきそうです。